愛媛海産におけるSDGsの取り組み
愛媛海産におけるSDGsの取り組み
「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」:通称「SDGs」は、17 のグロ ーバル目標と 169 のターゲットからなる、国連の開発目標です。
気候変動や生物多様性、エネルギーなど、持続可能な社会をつくるために世界が一致して取り組むべきビジョンや課題が網羅されています。
漁業従事者に
働きやすさと安心を
漁業従事者に
働きやすさと安心を
現在、愛媛県漁業協同組合魚島支所と取り決めして実現している 「一船買い」とは、契約している漁業者の網にかかった魚を、どんな種類、大きさの魚でも、愛媛海産が全て買い取るという契約です。魚価が安定し、規格外や少量の魚も受け入れることから漁業者の安心につながっています。規格外の魚、また製造過程で生成される魚あら等は愛媛海産で出汁やフィッシュブイヨンに加工され、最後は魚のエサとして無駄なく利用していきます。
美味しくて環境に
やさしい消費活動
美味しくて環境に
やさしい消費活動
離島『魚島』から最寄魚市場へは最短の場所でも海路2時間以上を要し、さらにセリを経て消費地へと運ばれていました。現在、魚島で水揚げした魚介類を氷詰め等で鮮度保持処理した後、水路を運搬船で伯方島木浦港へと運び、ここで愛媛海産の保冷トラックが魚介類を受け取り、陸路で今治市に所在する工場に搬入しています。気温の上がる夏場でも2時間以内に工場搬入できることから、高鮮度で品質の良い原料を使用した商品の提供が可能なっただけではなく、長距離輸送され国内外から入荷される魚より食卓に届くまでの排出 CO2 が少なく済むことから、「フードマイレージ」の削減につながる取り組みとなっています。
地産地消を通じて、
瀬戸内を元気に
地産地消を通じて、
瀬戸内を元気に
生産者とのパートナーシップにより実現している「一船買い」は今後も契約先を拡大する予定です。今後は海産物をはじめ農産、畜産など、地域生産を「瀬戸内から海と島と風の恵み」として商品化し地域外にお届けするコネクターハブ企業としての役割も担ってまいります。
一船買い契約を行っている漁師さんの声
『社会情勢や市場価格に左右されず、
安定した収入源を確保できる』
近年の漁獲量の減少と燃料油の高騰などに加え、魚価が安定せず、価格も年々低下していく中で、漁獲物を全量買い取ってくれることは大きなメリットだと感じました。既存の売り先の価格が低下し、新たな売り先を模索していたので、より魅力を感じました。混獲で獲れた幼魚、稚魚などは放流するなど、今まで以上に漁獲物を大切にするようになりました。
一船買い契約を行っている漁師さんの声
『社会情勢や市場価格に左右されず、 安定した収入源を確保できる』
近年の漁獲量の減少と燃料油の高騰などに加え、魚価が安定せず、価格も年々低下していく中で、漁獲物を全量買い取ってくれることは大きなメリットだと感じました。既存の売り先の価格が低下し、新たな売り先を模索していたので、より魅力を感じました。混獲で獲れた幼魚、稚魚などは放流するなど、今まで以上に漁獲物を大切にするようになりました。
魚 島
愛媛県上島町魚島は瀬戸内海国立公園区域内の瀬戸内海のほぼ中央に位置する離島。約150人の島民がいるが、スーパーやコンビニはなく産業は漁業のみ。かつてはタコ漁などの漁業で 100世帯以上が生計を立てていたが、現在は15世帯にまで減少している。漁協によると、漁師が減った理由は「魚価の低下」だという。2018年12月より、愛媛県漁業協同組合魚島支所と愛媛海産と他社との3者協力のもと漁獲物安定供給のシステム化を進めている。